耐食性が優れている。(特に海水に対しては完全耐食)
比重が小さくステンレスの60%である。比強度が高い。
【用途】化学装置、石油精製装置、パルプ製紙工業装置など。
主要化学組織 | |
JIS 1種 | N0.05以下、H0.013以下、Fe0.20以下、O0.15以下、Ti Bal |
JIS 2種 | N0.05以下、H0.013以下、Fe0.25以下、O0.20以下、Ti Bal |
JIS 3種 | N0.07以下、H0.013以下、Fe0.30以下、O0.30以下、Ti Bal |
比重が鋼の約1/2で軽い。比強度が高い。耐食性(塩素ガス、海水など)が優れている。非磁性である。
【用途】航空機エンジン、航空機機体、遠心分離機、自動車など。
主要化学組織 | |
Ti-6Al-4V | Al5.50〜6.75、V3.50〜4.50、Ti Bal |
高い強度が得られる。焼入硬化深度がTi-6Al-4Vより優れている。
【用途】航空機構造部品、遠心分離機など。
主要化学組織 | |
Ti-6Al-6V-2Sn | Al5.00〜6.00、V5.00〜6.00、Sn1.50〜2.50、Ti Bal |
高温での熱安定性に優れている。耐酸化性に優れている。クリープ強度に優れている。
【用途】航空機エンジン部品など。
主要化学組織 | |
Ti-6Al-2Sn-4Zr-2Mo | Al5.50〜6.50、Sn1.80〜2.20、Zr3.60〜4.40、Mo1.80〜2.20、Ti Bal |
高温(300〜500℃)での熱安定性に優れている。耐酸化性に優れている。クリープ強度に優れている。
【用途】航空機エンジン、ブレード材など。
主要化学組織 | |
Ti-8Al-1Mo-1V | Al7.35〜8.35、Mo0.75〜1.25、V0.75〜1.25、Ti Bal |
冷間加工性に優れている。機械的特性はTi-6Al-4Vと同等以上。比重は銅の1/2。耐酸化性に優れている。非磁性である。
主要化学組織 | |
Ti-22V-4Al | Al3.50〜4.50、V21.00〜23.00、Ti Bal |
耐食性が優れている。間隙腐食に対する耐食性が特に優れている。比重が小さくステンレスの60%である。
【用途】孔食、隙腐食のおこる環境、加工、溶接により熱影響を受ける部品など。
主要化学組織 | |
チタン・パラジウム合金 | N0.03以下、Fe0.30以下、O0.25以下、Pd0.120〜0.250、Ti Bal |